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妻と結婚して10年。
 子供は出来なかったがそれなりに幸せな結婚生活を送っていた。
 珍しく都内が雪化粧をした、そんなある日の事。
 妻の友達、それもかなり美人の部類に入る沙織さんと飲みに行くことになった。
妻と沙織さんはもう幼稚園からの付き合いで親友と言っても過言ではない仲だったので、たまには息抜きしておいでと快く送り出してもらった。
 気合を入れて服を選びヘアセットし、これなら恥ずかしくないだろうと家を出る。
 妻「傘持ってね…これ結婚記念でもらったやつ…朝帰りになるならちゃんと連絡してよ?」
笑顔で見送ってくれる妻の顔が何故か忘れられなかった。
 朝帰りってそんなことになるわけないのに…
 沙織さんも結婚しており、年上の旦那さんと都内の一等地に住んでいる。
うちとは金銭感覚が違うだろうから、いつもより多めにお金を下ろして待ち合わせ場所に向かう。
 沙織さんの事は、いつ見ても綺麗だと思ってしまう.
今日は比較的なラフなパーカーにジーンズ姿。
 今でもジム通いは続けているのだろうか?
 服の下に隠れた裸体を想像せずにはいられない。
沙織「久しぶりですね!いきなりでごめんなさい(笑)」
 無邪気な笑顔が妻とは違い少し違和感を覚えるも、今日の2人飲みを楽しみにしていた自分。
1軒目は大衆居酒屋だった。
 それもかなり安い価格設定の居酒屋で、気を使っているのだろうかと少し卑屈になる。
 お酒が入るとお互い夫と妻の愚痴大会が始まる。
 沙織さんも結構ストレスが溜まっているようで、最近旦那が休みの日にしょっちゅうでかけるのだと愚痴っていた。
思えば妻も休みの日によく出かけるようになった。
 結婚したころは休みの日を合わせてデートに行っていたのに。
沙織「まさかとは思うけど…結婚して年数がたつと男性も飽きちゃうのかなぁ?」
 自分「俺はそんなことないけど…人妻のほうが浮気するイメージだな(笑)」
女性差別だと怒られたが本気ではない様子。
 1時間ほど飲み進め、2軒目にいくことに。
 ほとんど隣にある創作フレンチ居酒屋。
 こちらは少しお高かったが、沙織さんが奢ってくれるというのでお言葉に甘えた。
沙織「夜の方はどうなの?結構激しかったりするの?(笑)」
 すっかり酔っているのかそんな質問ばかりされる。
そうだった…うちはもう3年以上のレス。
 ここは沙織さんの意見も聞こうとレスの話をしたのが間違いだった。
このフレンチ居酒屋は完全個室。
 それも横並びの個室という不思議な作りだった。
 レスの話題からしばらくすると沙織さんがもたれかかってきた。
 まだ理性があったのでさりげなくどけようとすると、手が胸に当たってしまう。
沙織「あん…もう…エッチな気分になっちゃったの?」
 自分「酔ってるの?あんまりからかうと…」
 その瞬間唇を奪われる。
 しばらく味わっていなかった柔らかい唇の感触。
妻の口は小さいと思っていたが、沙織さんの口はもっと小さかった。
 顔を両手で包み込むように固定され、舌まで差し入れてくる。
だめだ…こんなことをしては…
 意識するまでもなく勃起していることが分かる。
絡めてくる舌に合わせるようにキスをして応えてしまっている自分がいる。
沙織「んぁ…キス…上手なんだ…あの子にも…こうしてるの?」
 自分「もう…何年もしてないよ…」
 股間をさすられると思わず声が漏れてしまう。
自分「妻とは親友なんだろう?こんなことしたら…」
 沙織「私だって…女なんだよ?いい男が居たら…したいって思うの」
気づいたらラブホで彼女と激しく絡み合っていた。
 いつ脱いだかもわからないが、全裸になってキスをしながらお互いを愛撫している。
彼女は物凄く可愛い喘ぎ声で、「早くぅ…きてぇ…」と耳元で囁く。
 理性なんてものはもうなく、生でそのままぶちこんだ。
挿入した途端にビクビク痙攣し、潮吹きする沙織さん。
 無我夢中で腰を振り、彼女が絶頂しても構わずピストンを続けた。
沙織「すごぃ…旦那と違うぅ!な、中…中に出してぇ!」
ひと際激しく腰を打ち付けて膣奥に大量射精。
 いつもより長い射精に快感はひとしおだ。
 とうとうやってしまった…
それも妻の親友に対して中出しまで…
 彼女はすっかりスイッチが入ったようで、再度中出しをせがみながら騎乗位で腰を振っている。
 もう俺はどうにでもなれと思い、快感に身をゆだねた。
何回射精しただろうか…意識がはっきりしてくると沙織さんがこちらを覗いている。
沙織「疲れて寝ちゃってたよ?可愛い寝顔だった…」
 俺は彼女にキスをして、どうしてこんなことをしたか聞いてみた。
 沙織「うちもセックスレスだったの…それに…旦那は年だから立たないの…」
お互いレスが続いて爆発してしまったんだ、そう自分に言い聞かせた。
 すると沙織さんのスマホが急に震えだした。
 思えばもう夜中の3時。
 旦那から電話が来たからと静かにするように言われる。
タバコに火をつけ電話の声を聴いていた。
 しばらくの無言が続き、沙織さんの顔を見ると真っ青だった。
 震える手でスマホをこちらに差し出す彼女。
早速不倫がばれたのか…何て言おうかと思い耳にあてると予想外の声がする。
女性「早くぅ…おちんぽぉ…沙織よりうちのほうが気持ちいでしょぉ?ねぇ…」
妻の声だ。
沙織の旦那「どうだった?妻の味は?よかっただろう…でも君の奥さんは…私に夢中みたいだがね…」
あざ笑うような声で言われ、何も言えなかった。
電話越しには挿入されて喜んでいる妻の声がダイレクトに聞こえる。
 今日妻が笑顔で送り出した理由はこれか?
 自分が沙織さんの旦那とデキているから、沙織さんは好きにしていいぞって…
怒りがふつふつと湧いてきたが、ぶつける宛はどこにもない。
既に通話は切れており、新着メッセージが届いていた。
 そこにはだらしない顔でピースする妻と、陽性の妊娠検査薬…
 妻は気づかぬうちに堕ちるところまで堕ちていた。
沙織さんも気づかなかったと言っている。
 それならば俺が今やることは一つだと思った。
彼女も同じ気持ちのようで、再び燃え上がるような熱いキスから行為を始める。
 孕ませるつもりで腰を振り、彼女が敏感なところをひたすら責め続けた。
沙織さんも完全に身を預けていて、恋人のように激しく燃え上がった…
次に目を覚ますと、沙織さんは横で寝ていた。
 現実なのか…そう落胆すると同時にこれからどうしようかと真剣に悩み始めた。
 彼女を起こして、これからどうしていくか相談する。
ラブホを出て、お互い自宅に帰ることにした。
 どうするか相談する相手は沙織さんじゃない。
「危ない!!」
考え事をしながら歩いていたので赤信号に飛び込んでしまい、目の前には猛スピードで突っ込んでくる車…
自分「うわぁぁ!」
 妻「ど、どうしたの?そんな声出して…」
物凄い汗をかいていた。
 何だ夢か…内容はよく覚えていなかったが事故に遭ったところで目が覚めたことだけは分かる。
いつも通り妻の入れてくれたコーヒーを飲み、ゆったりとした朝を過ごす。
 今日は珍しく都内が雪化粧をしている。
妻「今日は沙織と飲みでしょ?間に合うように支度しなよ?」
 沙織さんとは妻の親友だ。
気合を入れて服を選びヘアセットし、これなら恥ずかしくないだろうと家を出る。
妻「傘持ってね…これ結婚記念でもらったやつ…朝帰りになるならちゃんと連絡してよ?」
ん?なんだこの違和感は?
 笑顔で送り出してくれる妻の顔が忘れられないような…
あの綺麗な沙織さんとこれから飲みだ…そう思うと何を悩んでいたのだろうと先ほどまでの違和感など忘れてしまった…
 しかし妻も不思議なことを言う。
朝帰りなんて…そんなことあるわけないのに。
